暇だと書いたら忙しくなった9月が終わりました(笑)。
僕はというと、俗に言うミニコンポを買いました。あと数日で配達されるそうです。模様替えをしたリビングに置く予定です。
僕の自宅のスタジオには勿論、ある程度の音が出せるようにモニターを置いていますが、リビングには音響装置を置いていなかったので、音楽を聞きたい時は仕方なくDVDレコーダーにCDを入れ、テレビのスピーカーをモニター代わりにして聴いたりと、今までとても不便な思いをしていました。
フレーズを考える時、譜面を書く時などは、仕事場だけでなくリビングで作業をすることも多いので、そういうまともな音質が欲しい時には、わざわざ仕事場からモニターを持ってきていました。
前々から不便を感じて「ある程度ちゃんとしてモニターが欲しーい」と思っていましたが、僕がスタジオで使っているのと同じモニターは既に廃盤になっており、新たに探すにはある程度時間と労力が必要だった為、なかなか踏み切れずにいました。
先日の某レコーディングスタジオでのこと。
前のプログラムが押した関係で、1時間程待ちの時間があり、スタジオのロビーでくつろぎつつ「何か雑誌でも読もうか」とディスプレイされていた雑誌コーナーに目を向けました。"オーディオマガジン"・"サウンド&レコーディングマガジン"・"キーボードマガジン"・・・などのお決まりの雑誌と一緒に、見慣れない音響専門雑誌が並んでいました。
「なんだか高級なシステムばかり載ってるようだけど、今僕が探している手ごろなコンポとかの記事はないかなー」とその雑誌に目を通したところ「電源ケーブルが3万8千円?高っ!あれ?違う・・・38万円?」
「電源タップ29万5千円って・・・」「なに?」「・・・は??」
「・・・ああ、確かにオーディオ雑誌には違いないんだけど、だっだいぶ高級系だった?」
しかし怯まずによく記事を読んでみるとこれがなかなか奥が深くて面白いのですね。
何やらオーディオのケーブル特集をやっていて、何百種類という国内外の色々なパーツを詳しく丁寧に解説してありました。壁コンやブレーカーの解説や電流の流れが音に及ぼす影響やらが、沢山の解説者の見解や製品別の実験結果など事細かに書かれていました。「ふぉーすげえなこれ」と思いつつ、時間を忘れて思わず熟読してしまいました。
思えば、レコーディングスタジオでマスタリングをする時も、曲によってアンプの電源やスピーカーケーブルを色々変えてみたりして、良く分からないうちに音がどんどん変わっていく様を思い出し、「前にアキバに行った時に立ち寄った店で電源タップ定価18万円が8万円などと展示してあったので、試しにもう一回行ってみようかな。」なんて気分になったりもしていましたが、「いやいやちょっと待て」ともう一人の僕が囁いてくれ、我に返りました。
6〜7万のコンポにそれはないだろうということですよね「はい。」(笑)
そんなこんなで、結局、近所の大型電気屋へ行き、目星をつけていた何点かのミニコンポの聴き比べをして、やっと購入した訳です。
そうそう、その時、サンプルCDをかけてくれたり機能の説明をしてくれたりした店員さんと、それぞれのコンポの音についての話をしていたら、「お客さん、めちゃめちゃ耳いいですねー」と言ってくれました(笑)。
いやぁーどうもどうも。ありがとう。(笑)
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