安全地帯のレコーディングが軽井沢のスタジオで合宿形式で行われているのは、皆さんご存知のことと思います。今回は、そこでの話を書いてみたいと思います。
現在もレコーディング中ですが、今は丁度歌入れの段階なので、僕のギターの出番はあまりありません。セレクションやTDの間は何もすることがないので、みんなでウォーキングをしたり、温泉に行ったりして過ごしています。そういった空き時間に、ノラ猫の[ブチ]と遊ぶのも実に楽しいものです。

(※)
この前、ウォーキングの途中、突然ほんの20cm先さえも見えない程の濃い霧に囲まれてしまい、慌てて引き返しました。大自然の驚異を感じました。（不思議とワクワクしました。）

[ブチ]は、しっぽを含まない体長が30cmちょっと位の、小さな大人の雌猫で、白地に黒の模様がブチブチついています。顔立ちはかわいい方だと思うのですが、ペットショップにいるような「お上品」な感じでなく、いかにも雑種然としたワイルドな猫です。
ウッドストックには以前、２匹の猫が遊びに来ていました。[ブチ]と、その親(?)の[クロ]です。
でも、いつかだったか、[クロ]は[ブチ]に「フーーッ！」と威嚇（※この行動はヘビを真似しているという説があります）されてエサにありつけなかった事があって、それ以来、[クロ]はウッドストックに近寄らなくなってしまいました。
[クロ]は、最近は違う家の人にエサをもらって、のんびりひなたぼっこしているようです。（よかったよかった）

やはりノラ猫なので、人間に触れられることに抵抗を感じるようで、一定の距離以上はなかなか近づいて来ません。警戒心が強くて、最初は頑張っても５ｍ位までしか近づいて来なかったのですが、最近は１ｍ位まで大丈夫になりました。
[ブチ]のご飯担当(?)の六ちゃん（六土開正）と、エサやお菓子をあげる時は、なんとも可愛らしい一面を見せてくれます。
[ブチ]は、食べるのに夢中になると、周りが見えなくなってしまうようで、お菓子をじゃれながら食べているうちに少しずつ僕たちの方に近づいてきます。「こいつ、気づいたらビックリするぞ〜」とか言いつつニヤニヤ見ていると、丁度僕のヒザに触れるか触れないかまで近づいた時に我に返って顔を上げ、僕と目が合うと、本当にビックリした表情をして慌てて50cm位跳ねながら逃げます。なんとも可愛らしくて大爆笑してしまいます。
警戒心が強い[ブチ]ですが、つい２〜３日前、僕１人でいる時に[おかき]をあげたら、最終的に手のひらから食べてくれました！！少しずつだけど心を開いてくれているみたいで嬉しかったです。

僕は元々猫が好きです。今までにも何匹か飼いましたが、どれも「ひねくれ系(※)」の猫でした。
[ブチ]は、自分で飼っている訳ではないので家族という感じまではいかないけれど、僕の好きな『ひねくれ系』だし、結構喋る（猫好きの方でないと分からないかな？）ので好きです。

(※)友達が来たら大人しく抱かれているような人気者タイプではなく、逃げようとして思わずひっかいて手を怪我させてしまったりするような･･野生の本能を感じられる、飼い馴らされきってしまわないタイプ。　

[ブチ]が一人でダラ〜っとしている時に『オイ〜どうしたんだよ〜』と声をかけると『ぅあ〜･･･』（喋るように鳴くんです）と返事をしたり、[ブチ］の前で何人かで仕事の話をしていると、丁度良いタイミングで『ぅあん･･』と相づちを打ったりするので笑えます。『あ、ブチが話しに入りたがってるよ』と言って[ブチ様]にご意見を伺ったり（笑）猫一匹いるだけでその場が和みます。

実は、[ブチ]は現在妊娠中です。一番の気がかりは、赤ちゃんを生んだ後一人でちゃんと育てていけるのかという事です。
どうやら彼女は赤ちゃんの育て方を知らないようで、前に赤ちゃんを生んだ時、うまく育てることができませんでした。もし今回もそうだったら、みんなでスポイトでミルクをあげて育てようかと話しています。･･（レコーディングなどの関係で）時期的に可能かが微妙ですが･･

※皆さんからメッセージをいただけるよなページを只今作成中です。
※８月中にはアップできると思いますので、もうしばらくお待ちください。