今回のツアーは、ミキプルーン会員の方向けのものだったので、ほとんどのファンの方はご覧いただけなかったと思いますが、雰囲気だけでもお伝えできたらと思います。
今回使用したギター |
フェンダー/ストラト赤 |
スタートライン、一本の鉛筆、ハードル、ブルース、,野蛮人でいい、We're alive、
じれったい、I LOVE YOUからはじめよう、田園、
夏の終りのハーモニー |
フェンダー/ストラト黒
(半音下げ) |
なにもない海へ |
ターナー |
反省・ワインレッドの心・恋の予感・悲しみにさよなら |
バスカリーノ |
出逢い |
ギブソン/レスポール
(半音下げ) |
あなたに |
[ワインレッドの心]
安全地帯にとって、とても大切な曲の中の1つです。
この曲をはじめ、[悲しみにさよなら][恋の予感]等もやはりターナーの音色が不可欠なので今回のステ−ジでも使う事にしました。
エンディングのソロのフレーズは、オリジナルを再現するのが今の指の状態では困難だったので、少しブルージーなものに変えました。
でもコンサ−ト音楽監督の金子章平さんから、「やっぱりもとの感じが良いので、もっと前の感じに近いものは出来ないか?」というオファーがあったので、今出来る範囲でなるべくオリジナルに近いフレーズを考え直し、今回のステ−ジに臨みました。
[あなたに]
レコーディングの時の(CD収録通りの)フレーズは結構ハードな感じだったので、今回は、歌・曲のフィーリングに合わせたフレーズに変えて弾きました。
具体的なメロディは、ここでお伝えするのが難しいので出来ませんが、全体的になかなか良い感じに仕上がったと思います。
[ブル−ス]
僕とカキ君(矢萩渉)とのギターのかけあいをアドリブでしました。
構成は、[1コーラス]カキ君→[2コーラス]武沢→[3コーラス]カキ君 という感じです。
カキ君の早弾きは、卓越していて、特にブルースギターとなるととても素晴らしいので、僕なんかまともに勝負できません(笑)。
そこで今回は、ロングトーン(全音符の嵐)とスローハンド(* ゆっくりの・・早弾きでない)奏法で立ち向かうことにしました。フィードバックとフレーズというより、大きな波・うねりのイメ−ジで・・・技術よりもアイデアで弾いてみました。
(*)スローハンド
スローハンドと呼ばれていたエリック・クラプトンのギター奏法は、言葉通りの「フレーズを遅く弾く」という意味ではなく、「早弾きをしているのに、指の動きが遅く見える(あまり動いてないように見えるほど指の動きがなめらか)」という意味でつけられました。
でも一般的には、ブルースなどで遅めのフレーズで押しまくる(終始演奏する)時のことをそう呼んでいるようです。(上の文章での意味も同様です)
リハーサル以外にも事前に練習を重ねたものの、コンサートは何度も弾き直しのできるレコーディングと違って毎回1回きりの勝負なので、とても緊張しました。
10月からのツアーに向けて、また少しずつ準備をしていきたいと思っています。
ファンの方にお披露目できるのはその時だと思っていますので、どうぞ楽しみに待っていてください。